産業機械・装置カバー.comでは、様々な機械部品を板金加工により、提供してきました。今回は、当社で最近お引き合いをいただく、装置フレーム母材をアングルから板金化をすることで、コストダウンに成功した事例とそのニーズについてご紹介をいたします。
板金化によるメリット
装置の架台・フレームというとその多くがアングル材を組み合わせ、溶接することにより仕上げることが一般的と言えます。しかし、アングル材への穴加工(ピッチ・多数穴)などにおいて、
① 高い精度を求めると専用機が必要となるため、コストアップを招きます。
→ 門型マシニング・五面加工機が必要となり、チャージアップに伴い、コストがかかる。
② 一般的な手加工で行うとなると、品質不良の原因となる。
→ 穴ピッチの精度のムラや、穴数の不足 等が問題となる。
そこで、当社ではアングル材から板金化を行うことで、一般的な板金設備である、タレットパンチプレスや、レーザー加工機・複合機などを用いて加工ができるようにしています。これにより品質上での繰り返し精度・加工漏れを防止しつつ、不要なコストアップを防ぐことが可能となります。
※重量物を支えるための架台・フレームとなる場合には、アングル材でないと荷重に耐えられない可能性があります。まずは、試作の架台・フレームをご依頼いただけましたら、耐荷重のテストをしていただければと思います。
板金化により品質向上・コストダウンに成功した事例
当社で過去に行った板金化により品質向上・コストダウンに成功した事例としては、多数ございます。
お納めした業界としては
・半導体製造装置/半導体プロセス装置
・工作機械
・分析装置/検査装置
があります。1事例を挙げるとすると某分析装置メーカー様に対して納品をしたフレーム事例があり、このフレームを用いることで、従来のアングル鋼を用いた製法と比較して、コストを押さえつつ、ピッチ精度の大幅な改善を実現しました。
検査装置・分析装置をはじめとして精度の高い動作が求められる装置・機械のフレーム製造にお困りの方は、当社にお問い合わせください。