製品属性(仕様)
業界 | 医療・医薬 | 製品 分類 | ブラケット・アングル・ステー |
---|---|---|---|
サイズ 製品 寸法 | 150mm×140mm×70mm | 板厚 | t1.6mm |
材料 | SECC | 制作 納期 | 2週間 |
表面 処理 | なし | 加工 内容 | 複合切断(レーザー・タレパン複合(バーリング・タップ))、ブレーキ、脱脂洗浄 |
製品画像(様子)
特徴
本事例は、医療機器 感染症簡易検査装置用のブラケット部品です。
加工におけるポイントとして1辺に対して曲げ方向が複数あった点があげられます。
形状の特殊性から一枚の板から再現するために、展開図の段階で干渉を起こさないためのスリットを入れるなど細かな工夫を施しています。
実際、加工を行うとなると、板を抜く工程(ブランク工程)においてタレパンのみでは加工ができない箇所が発生し、
ブランク工程をレーザー加工機で行い、タレパンで行うべき工程を人手がかかる手加工で行うという複数工程に跨った加工となりました。
結果、手加工が入るために見積もり単価が高くなり、かつ製品製作に時間を要してしまうため、失注となっていました。
そこで今回、レーザー・タレパンの複合加工機を導入し、バーリング・タップ加工の自動化ならびに工数の削減を実現しました。
この結果、先の従来工法と比較して5%程度のコストダウンが可能となります。(リードタイムで行くと、40%程度短縮)
実は、本案件は従来の工法で見積もりをした際、他社と比較し3~4%高く、失注となっていました。
今回、複合機の導入により、コストダウンに成功し、量産化するタイミングで当社にもご発注をいただけることになりました。